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タイの東京海上保険は電気自動車の保険取り扱い停止

どもどもでっす、ピサヌロークからナリカーです。

昨日は嫁氏の在宅勤務で、お金を稼いで頂いた。そして嫁氏は久しぶりに義父のお見舞いに実家に行く。
やっぱり入院中みたいに毎日の面倒は精神的肉体的に疲れる模様。
昨日の晩はLINEで義妹と色々愚痴って居たけど、文句を言い合える姉妹が居て良かったのかも?それとも一方的に面倒を見させられる状況に対する文句だったのなら良くないかも。

そして夜に嫁氏が帰宅。実家でのやり取りで精神的にお疲れだったので、寝る前にマッサージしといた。
俺氏は介護のお手伝いをしないので口も出さない事にしているが、もともと家族仲が微妙な家の介護問題は大変そうなのね。まあお金が有れば解決する問題だけどな。

俺氏の両親は自分で老後の資産を保持し、子供の前で喧嘩を見せない良親なので恵まれていたなぁと思うよ。

タイ国東京海上火災保険は電気自動車の保険取り扱い停止

直近の値下げ攻勢が続くタイの電気自動車ですが、事故を起こした時の修理代が高額になる事の影響なのか、タイにある東京海上火災保険の自動車保険は一時的に新車の電気自動車の保険加入を停止した模様

当初の発表だと新規、更新含めたすべての保険加入を停止する記載だったけれど、後から追加で更新とかは出来る的な内容に変わっていました。

もしかしたら、最近の電気自動車の大幅な値下げにより1級保険で故意に事故を起こし廃車にした方が新車の購入代金よりお金が貰える流れになってるからかな?

あとから追加された資料には一旦停止して随時保険条件の見直しになったみたいです。

最近の電気自動車の値下げにより、年式の古いモデルを故意に壊し保険料で新モデルに乗り換える奴が居るので車両保険の金額を調整するための措置みたいです。

イメージ的には数年前は100万バーツだった車が現在は値下げで60万バーツで買える状況で、昔の車の車両保険が70万バーツで設定されているって事なんだと思う。

  • 既存のお客さま(更新):保険の更新は通常通り当社にて承ります。自動車保険の保険料は保険金の請求履歴によって決まります。
  • 新しい顧客(ブラックラベル/譲渡):弊社は次のとおり保険料率の使用を一時停止したいと考えています。以前に使用されていたプレミアム率は一時的なものです。転勤工事の保険料率についても当社担当者にお問い合わせいただければ、保険金額を考慮し、個別に保険料率をご提案させていただきます。
  • 自動車メーカーおよびディーラーとのプロジェクトに参加しているお客様へ:当社は、パートナーおよび顧客に対する当社の使命に従って、引き続き保険を受け入れ、自動車メーカーおよびディーラーとのプロジェクトに参加するすべてのお客様の世話をします。

後は純粋に電気自動車の修理費用が高額過ぎて、保険会社として旨味(利益)が無い状態なので電気自動車の保険料値上げになると思う。ざっくりエンジン車に対し修理コストは1.5倍掛かるみたいなので保険料も1.5倍以上になるのかな?

購入1年以内なら事故で廃車(車両保険)で新車に乗り換えできそう

新車購入時にはほとんどのディラーのオマケとして1級保険(車両保険付き)がセットになってるんですが、「BYD DOLPHIN」の様な定価の2割引きで販売とかになると、値引き前の車が購入から1年以内であれば故意に廃車して保険料で新車購入+αになるんじゃない?

仮にStandardRangeが67万バーツとして購入時は3万バーツ割引で購入
その車の1級保険の車両保険が新車価格の85%とすれは67万*0.85=57万バーツ返金。

新しい価格が56万バーツなので新車購入して最初の割引3万+1万バーツの計4万バーツ儲け

車両保険によって新車価格の何割が保証されるのか調べてないけど、今の新車が定価の2割引きなら恐らく赤字にはならないと予想する。

現在値引き率が一番良いと思われる23年式のBYD ATTO 3 Extended Rangeモデルであれば車両本体価格120万バーツに対し34万バーツ割引の86万バーツなので利益出そう。

恐らく2021年以降のATTO3モデルの車両保険と特別割引中の価格が逆転してると思う。

この状態だと故意に廃車にして保険料で性能の良い新車を買えるお客&販売台数が増えるメーカーは嬉しいけれど、保険金を支払う保険会社は全く嬉しくないよね。

 

そんな感じで車両本体価格が急激に下がると、いろいろな部分で問題も起きるって事ですね。電気自動車は燃料代が安い(ガソリンの1/3)だけど保険料が1.5倍とかになってバランスが取れるようになるのかな?

仮に電気自動車の保険料が1.5倍になると

ザックリ我が家のHONDA シティe:HEVの利用状況から電気自動車の保険料が1.5倍になったとしてお得度の比較をしてみる。

HONDA シティe:HEV

  • 年間走行距離:1万km(燃費23Km/L)ガソリン価格38バーツ:燃料代16600バーツ
  • 1級保険:約2万バーツ

合計:36600バーツ

電気自動車

  • 燃料代:シティの1/3仮定:5400バーツ
  • 1級保険:シティの1.5倍仮定:3万バーツ

合計:35400バーツ

電気自動車の保険料が上がる場合、年間維持費は似たような感じになるね。

ただし電気自動車の値下がりが凄いので車両本体価格で10~30万バーツ近い差額が出るから中古市場、故障リスク、屋外充電インフラを加味しなければ電気自動車の方がお得だと思う。
今回は我が家のハイブリッド車で計算したので燃料代が安めだけれど、普通のエンジン車両で計算しても燃料代が1.5倍になるだけなのでそれ程大差は出ない。

電気自動車と違い既存のガソリン車の急激な値下げは難しいと思うけれど、短期ではなく10年スパンで長く乗る分にはそれほどの差はないともいえる。値下げ出来ない=資産価値が長く残る意味もある。

値下げラッシュのBYDにタイ政府からコメント

上記のBYD DOLPHINの2割引き販売のすぐ後にBYD ATTO3も新工場設立記念って事で約10万バーツの値下げも実施。
旧モデルである23年モデルはさらに特価で最大 34万バーツの値下げで販売され、現行ユーザーは阿鼻叫喚の模様。

そんな事でタイの消費者センターに大量のクレームが届いたみたいでタイの政府関係者から消費者保護の観点で「消費者保護法および製品またはサービスの広告メッセージを規定する大臣規則に基づく広告における消費者保護措置に準拠していることを確認するために、当該電気自動車の値下げ広告を検査するよう命令を出した」との事。「消費者にとって不公平な内容、または社会全体に悪影響を与える可能性のある内容、および問題を一緒に解決するために当局が双方の交渉と調停を行うことを許可します」って事で今回の値下げで被害(資産価値の下落)を受けた人は消費者保護委員会事務局に相談してねって事みたいです。

まあタイの田舎だと家より車の方が高いくらいなので、車は資産って考える人が多いと思うしタイの中古車って日本と違って値下がりが緩やかなんですよ。

それがBYDの値下げ乱発で、資産価値が一気に下げられてしまう状況が許せないのだろう。
でもこれって元々の電気自動車の不安要素(中古市場での価値下落)であるので、文句言ってる人の見る目が無かったとも言える。でも自分が同じ状況ならきっと文句を言うと思う。

あと直近の値下げラッシュがダンピング(不当廉売)に当たるのではないか?とも言われています。
実際他のメーカーは価格競争で勝てる見込みのない新車をこれから販売する状況になっているので「他の事業者の事業活動を困難にさせるおそれがある」って理由にはなる。
恐らくBYD側は「この価格は限定特価や在庫処分」「他の企業努力が足りないだけ」って言うと思うのでお咎め無しとは思う。

そんな感じでタイのBYDの値下げ攻勢で色々な問題が浮かび上がってきたって話でした。

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ABOUT ME
ナリカー
自分が2012年にタイ移住したときの、日本家族への生存確認として始めたブログです。 今現在は夫婦2人と猫2匹に囲まれ、猫ブログ、自転車ブログ、バイクブログ、俺飯的な日常雑記ブログを適当に書いています。   記事が気に入って頂けましたら、埋もれている過去記事も楽しんでいって下さいね(^^)  
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POSTED COMMENT

  1. ソローリ より:

    そこなんですよねえ  
    EVは意外に「保険」も大きなネックになっていますが、日本で購入する方々はお金持ちなのかあまり気になさっていないようです。

    ちなみに、日産リーフ(中古)を買った中国人の友人の車両保険求償を手伝いましたが、損保が指定してきたサービス工場にはことごとく「電気自動車修理の資格がない」という理由で修理を断られました。

    最終的には日産のdealerに持ち込みましたが、高すぎで全損扱いにせざるを得ませんでした。全損で求償すると、事実上、その保険は使えなくなります。(全損で保険金をもらい、さらなる事故で求償すると翌年の保険の引き受けが停止されます。)

    • ナリカー より:

      ソローリさん、こんにちは。
      意外と保険料って見逃し気味ですけど、車の維持費としては結構大きいですよね。
      全損の保険請求すると、翌年の保険利用で問題出るんですね。

  2. Koji より:

    こんにちは。BYD20%値下げでいろんな所で問題発生ですね。まるで蜂の巣を叩いたような状態。エンジン車も含めた淘汰が始まりそうで今後の動向が楽しみ。タイから撤退する日本メーカーも出て来そう。そうなると関連会社も撤退するのでタイ経済にも影響しそう。傍から見る分には、展開が読めず下手なドラマより面白そう。

    • ナリカー より:

      Kojiさん、こんにちは。
      値下げ自体は新規ユーザーからすれば大歓迎と思いますが、既存ユーザーや保険会社、中古販売はマイナス影響でるでしょうね。
      タイには日系の自動車会社が多いですがスズキの次に撤退するメーカーも有るでしょうね。販売台数的にはニッサンとかかな?

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