どもどもでっす、ピサヌロークからナリカーです。
今日からタイは本当のソンクラーン期間(タイ正月)となり、一年で一番交通事故で人が死ぬ時期となります。
大気汚染が酷くて朝チャリに行けない状態ですが、この期間はまじで飲酒運転が多いので一般道での自転車は危険ですよ。
タイの新型コロナ新規感染者は23015人、死者106人。ピサヌロークは新規297人。
ピサヌロークは過去最高を更新です。
一昨日は朝から黒猫ココロの葬儀準備で忙しかったけど、昨日の午前中に無事に葬儀全てが終わり肩の荷が下りてスッキリした。
残ったプルさんは特に寂しそうな雰囲気はなくマイペースでゴロゴロしています。
今日のブログは猫の死んだ姿や遺骨の写真や動画があるので、そのへんが苦手な人はそっ閉じ推奨。個人的にはグロい写真ではないと思うのでモザイクとか無しで載せます。
埋葬方法を検討
我が家は今までに猫2匹をあの世に送っていて、共に家の庭に土葬にしたんです。
当時はタイ田舎でペットを火葬する施設を知らず、庭に深く穴を掘って埋めることしか出来なかったんです。
でも今回は嫁氏友人の情報でピサヌローク市内のお寺でペットの火葬が出来る事を知ったので火葬して頂こうと思いました。
別に家の庭でずっと眠って頂いても問題ないけれど、タイの風習に沿った散骨がタイ猫には似合うと思う。
朝8時にお寺に向かう
前日の21時前に亡くなった黒猫ココロはセブンイレブンで購入した氷で背中やお腹付近をよく冷やしたので朝5時の時点では腐臭とか無く保存状態は良好と思う。
氷嚢の結露でタオルが少し湿っているけれど猫の体が濡れるほどではないので氷嚢内の水だけ排出してそのまま冷やした状態で火葬まで待ってもらう。
朝7時過ぎに寝ている嫁氏を起こして出発前にGoogle Mapに載っているお寺の電話番号に電話して予約確認とかしようとしたら、その電話番号は既に使われていなかった。
う~んタイらしいなぁ。
ペットが火葬できるお寺は「ワット クアンカン」です。
まあ田舎のタイ人は基本出かける前に電話確認しないのが普通なので、タイらしく事前確認なしでお寺に出発します。
火葬出来ない場合は庭に埋めるだけだし何も問題はない。
バイク2人乗り+猫で移動し、8時半にお寺に到着。ソンクラーン期間なので既に暑い。
火葬の手順
正面入口左側の建屋にお坊さんが居たので「ペット(猫)の火葬できますか?」と聞くと「できる」との事。
建屋の前に小さな机とタンブンの記帳が置いてあり、記帳に氏名や住所とタンブンの金額を記入します。
火葬の費用
前の人の相場を確認すると1000~3000バーツになっています。嫁氏友人の情報だと小さな猫は1000バーツ、大型犬は1500バーツと聞いていたので我が家は1000バーツのタンブンにします。
このタンブン費用には僧侶の袈裟、火葬の燃料費、火葬後の花代が含まれたオールインワンスタイルなので事前に準備する必要は無し。
タンブンとは別枠でお経を上げてくれるお坊さんへの個人的なタンブンも必要なので最低100バーツは別の封筒に入れて袈裟と一緒にお坊さんに渡す感じ。
お坊さんがお経をあげる
嫁氏友人は火葬場の前でお経をあげて貰っていたが、我が家の場合は受付台の上でお経を上げる形となる。
俺氏も一緒に手を合わせてお祈りしたので写真は撮れず。
お寺で飼われている猫が参列してくれた。黒猫ココロはウイルス性の病気で死んだ訳ではないので近づいても大丈夫です。
火葬前の最後のお別れ
お寺の境内にあるペット専用の火葬場に到着。火葬担当の人がテキパキ指示してくれて助かる。
段ボール箱をサクサクっと破き、最後のお別れタイム。
ココロは毛がとっても柔らかい素敵な猫だったけれど、死んでも素晴らしい毛並みですね。
子猫の頃から妊娠を疑うほどお腹だけポッコリしていたけれど、あまり大きく育たなかった。写真写りが悪くて邪悪な感じの写真が多かったです。
ビビリでタイ猫としては損な性格していたけれど、子供っぽい活発なよい子でした。
若くして腎臓病になり皮下点滴と美味しくない健康ご飯の生活だったけれど、それなりに生活を楽しめたなら嬉しい。
我が家に来たのが2016年1月12日なので6年3ヶ月過ごしました。おそらく年齢は7歳くらいかな。
先住猫プルさんと仲が悪くて家の中で隔離飼育は大変だったね。
火葬の待ち時間は45分
お別れを済ませた猫の亡骸の火葬が始まります。
火葬はガス式で蓋が閉められ横のスイッチを押すと蓋の隙間からオレンジ色の炎が見え、無事にキレイに焼けると良いな。
小型のペットであれば約45分で骨になるらしく、途中3回ほど担当の人が場所を弄って調整していました。棒で叩く場面もあり、頭蓋骨とか背骨を小さく割っていると思う。
遺骨(遺灰)を受け取る
ココロの場合は約40分で火葬が終わり、ダイナミック納骨が始まる。
焼け残った骨や灰を竹箒で鉄板に掃き出し、熱々状態の遺灰を白い布の上にザザッと乗せる。
小さめの猫だったけれど大腿骨とか背骨はキレイな形で残ってた。頭蓋骨は意図的に砕かれている模様。
遺灰の上に香油をまぶし、お寺で用意されたお花をきれいに飾り、白い布で包んで火葬は終了です。
遺灰の入った白い包みを、屋台で使うビニール袋に入れて渡されるのがまあタイらしい。
遺灰はまだ熱々で手で持つとジワジワした熱が伝わってきて変な気分でした。
火葬をしてくれた担当者さんにお礼の100バーツを俺氏のお小遣いから渡しました。
コレでお寺での火葬は全て終わりました。
川に遺灰を流す
一般的なタイ人(中華系タイ人除く)はお墓がなく、遺灰は川とかに散骨するのが普通なので黒猫ココロの遺灰も川に散骨いたします。
散骨の場所には特にルールは無いみたいで、今回は嫁氏友人が散骨した場所と同じ地点で散骨することにしました。
ピサヌロークのサタデーナイトマーケット近くの橋にあるガネーシャ像の階段で川に降ります。
下に降りて川に浮いた東屋で散骨しようとしたら途中の橋が水没していて渡れません。
でも川べりで散骨すると遺灰が丸見え状態となるので、靴を脱いで水没した部分を渡り東屋に到着。
ココロの遺灰を布から出して、軽くお祈りをしてから川に流しました。
遺灰と一緒に流した花が遠くまで流れていくのが見えて寂しく感じました。
でもコレで黒猫ココロの葬儀は全て終わり、安心して新しい命に生まれ変われると思います。
猫の体調が悪化して看取りするまでは結構精神的に大変だったけれど、葬儀まで済ませてしまうとすることが無くなって手持ち無沙汰になるねぇ。
黒猫ココロが腎臓病になってからは基本週2回の皮下点滴とそれに付随するトイレ掃除があったので急に暇になっちゃう。
残ったプルさんは手のかからない猫なので、暫くはペットロスを感じるかもね。
とりあえず無事に葬儀を終えられて良かったです。
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最後までココロちゃんのお弔いお疲れ様でした
合掌
Tommyさん、こんにちは。
無事にタイスタイルの葬儀が終わりすっきり致しました。
家族の別れは誰であろうと辛く悲しいですね。。。
我が家も”死に水”を取り火葬をおこないました、16歳の
往生でありました。ココロちゃんの冥福を遠くよりお祈り
いたします。
陽さん、こんにちは。
ココロは若くして腎臓病になったので恐らく7歳まで行ってないと思います。
でも野良猫の寿命よりは長生きできた筈なので良かったかなと思っています。
「ピサヌロークの香油」で検索したら引っ掛かったので、拝見させて頂きました。ピサヌロークにお住まいになられて、黒猫を飼われていたのですね。私も一年前までピサヌロークにおり、黒猫を飼っていました。そして、2020年2月に私がバンコクへ出張中に急死してしまいまして、ココロちゃんを散骨された場所の近くにあるワットチャンタワンオクで火葬してもらいました。ガスではなく薪で焼いてもらったので、骨を拾うのに苦労しました。骨は日本に持ち帰って、東京の自宅に埋め「桜が昨頃また来るよ」と約束したのですが、それからコロナでずっと日本へ行けず、ようやく先週二年半ぶりに一時帰国ができて、黒猫の霊前に手を合わせてくる事ができました。
メオダムさん、こんにちは。
確かに「ピサヌローク」「香油」で検索するとこのブログがヒットしますね。
端の近くにあるお寺でもペットの火葬が出来るとは知りませんでした。
メオダムさんってHISの方ですか?