どもどもでっす、ピサヌロークからナリカーです。
昨日までは大雨効果で涼しかったけれど、今日は午前中から熱々です。それもで予想最高気温が35℃なのでまあマシな部類ですね。
タイの新型コロナ新規感染者は12888人、死者126人。ピサヌロークは新規101人でした。
タイ国内の新規感染者が目に見えて減ってきたね。良い。
室外機のファンモーター修理
我が家のリビングエアコンは室外機のファンが運転開始時に自力で回転できない状態です。
たまに自力で始動する時もありますが、基本は人力で回転方向に回してあげています。一度回転すれば継続して動くのでモーターの初期トルクに対する内部フリクションが大きいと思う。
エアコン修理業者を呼んで修理してもらえば簡単だけど、できるだけ安価に修理したいのでファンモーターの修理に特化した作業をしたいと思います。
※このブログを読んでDIYで怪我や事故となっても自己責任でお願いします。ちなみにタイ製品で日本と電圧等が違うので構造等も参考程度です。
ちなみに我が家のエアコンは
- メーカー:DAIKIN
- 型式:AT18KV25
- 室外機:AR18KV2S
となります。
ネットで先駆者を発見
そんな訳で修理方法を探すべくネットで「室外機 動かない 修理」とかで検索すると「5分で解決」「原因と対象」とかいい感じのサイトがゴロゴロ出てきますが、中身を読むと「リセットしろ」「掃除しろ」「モーターか基盤を交換しろ」「新しく買い直せ」みたいな当たり障りのない薄々の内容ばかりでナンジャコレ状態。
そんな中でちゃんとファンモーターを自力で修理しているブログを発見。
マル九さんの「M9 DIY」ブログ
http://maru9diy.blogspot.com/2016/12/f28ftns.html
この方のブログで室外機のファンモーター分解が丁寧に解説されていたので超勉強になりました。
今回の俺氏のブログはこの方の二番煎じなので、もしお困りの方はマル九さんのブログを読んだほうが良いと思います。
カバー外してモーターと確認
そんな訳でエアコンの室外機を分解していきます。
基本的に使う工具は下記※ファンモーター脱着作業まで
カバー類脱着
- プラスドライバー
- 10mmソケットレンチ
モーター分解(ベアリング清掃、注油)
- マイナスドライバー
- 洗浄液
- オイル(グリス)
- ハンマー
作業前に感電しないように「エアコンのブレーカーOFF」します。タイの電圧は220Vなので感電するとマジで死ぬから。
外カバーの分解は難しくはない。手順としては上面カバー→ファン手前のメッシュカバー→前面カバーの順番で脱着すればOKかな。ネジはプラスドライバーで外せた。
設置場所によっては工具が入らない場合もあるので、頑張って下さい。後固く締まっているネジをナメないように気をつけてね。
カバー類を外すとこんな感じ。右側の上部分が制御基板で下はコンプレッサーです。
ファンモーターから伸びる電線3本が基盤のどの部分に刺さるか忘れないように記録して、配線を抜きます。
パーツを見ると制御基板ではなくてリレーやコンデンサー等のパーツ単体で交換できそう。
大きなファンは作業のジャマなので10mmソケットでナットを緩めて外します。ファンは圧入ではなくDカットで位置決めされていた。取り外しが容易なのは良い。
ファンを取り付けているメンバーは下の締付けネジを外し、冷却フィンに載っている部分を持ち上げながら手前に倒せば外れます。フィンを潰さないように丁寧に作業して下さい。
無事にファンモーターが外れて、暑い場所での作業は一段落です。
ファンモーター分解&メンテナンス
外したファンモーターの回転フリクションを下げるために内部のベアリングをメンテします。表のカバー(ベアリング受け)は隙間にマイナスドライバーを差し込んで全周を少しずつ持ち上げていけば外れます。
軸部に防水と思われるブーツがありますが、我が家の場合経年劣化で外す時に割れちゃいました。
予備部品はないのでビニールテープで補修して使います。(恐らく熱で長くは保たないと思う)
ブラシレスインダクションモーターなので垂直に力いっぱい引っ張れば下側のベアリングと共にモーター軸が外れました。
ベアリング自体は見た目キレイですが、手で回すと少しフリクションと異音があるかなぁ?
ベアリングにグリスとか全くない感じで若干サビが出てる?
ベアリングの刻印は「NMB 680Z」でした。
このベアリングを新品に交換できれば一番良いのだけれど、ベアリング交換にプーラーと圧入機が必要なので工具代のほうが高くなりそう。
とりあえず出来る処理として洗浄&注油を致しました。グリスの封入は出来なかったので浸透性の低粘度オイルを流し込んで余剰分は拭いてメンテ完了。
完全な修理ではないので延命効果は未知数だけど、手で回した感じは3回転→5回転くらいになったよ。
モーター軸を元の位置に戻し、表のカバー(ベアリング受け)を均等にハンマー等で叩き元の状態に戻します。俺氏の場合は手でグイグイっと押し込んで入りました。
後は分解した逆の手順で各部品を組み立てていけば完成。
とりあえず試運転した限りは自力でファンが回るようになった。でも回転が微妙に遅いというか力強さがないのでモータ軸以外の問題が有るのかもしれない。
とりあえず今回は以上!
最終的な修理として「起動用コンデンサー」の交換でファン不調は解消されました。
2023年4月にコンプレッサーの進相コンデンサも交換しました。
ペットランキング にほんブログ村 ↑ブログ気に入って貰えたらリンク2個をポチッっとお願いします。
初めまして
インバーター式でなくON-OFF制御のエアコンのようで写真で見ると
大きな円筒形の部品はコンプレッサーモーターの進相コンデンサーのようで
小型の四角で3本配線されているのがファンモーターの
進相コンデンサーと思われます確定ではないですが
手で回すと回る、よわよわしく回るとのことでコンデンサーの不良も
考えられます横に「○○μF **V」等書かれていませんか
他には巻き線不良、配線、接触不良等ありますがご参考まで。
モーターについては
「インダクションモーター 進相コンデンサ」で検索
単相で回転磁界を作るためのコンデンサです
交流モーターの種類はこちらが多く書かれています
「ttps://www.nidec.com/jp/technology/motor/basic/00006/」先頭hつけてください。
コンデンサモータの項目
をご参照ください。
なりきれないライトマニアさん、こんにちは。
有益な情報有難うございます。
ご指摘の通りエアコンは旧式のインバータ無しのON/OFFタイプです。
教えて頂いたサイトや検索内容を確認致しました。
自分の症状からすると位相コンデンサー不良の可能性ありますね。
今回、指摘部分の詳細確認しなかったので、次回カバー外した時にスペックの確認してみます。
パーツの値段は高くなさそうなので、位相コンデンサー交換でファンが復活すると嬉しいです。
追加ですみません
モーター会社のwebを見ていたらコンデンサーにかかる電圧は
電源電圧の1.4~1.7倍の電圧になるとのことで点検時は感電注意です。
また代替品を使用するなら最低でもAC450V(DC630V)以上の耐圧のものがいりそうです。
容量チェックする前にテスターのDC電圧レンジで確認と高い電圧が残っていた場合
テスターをつないだ状態で下がるまで放置しないと危険でしょうね。
電源もAC230Vくらいはありそうで感電注意で作業お願いします。
ピサヌロークは20年ほど前に一度しか行っていませんがナリカーさんの
記事で懐かしく読ませていただいています。
言葉足りずで何度も投稿すみません
コンデンサーの電荷は正常な配線であれば主巻き線通じて放電されますね
配線の異常も想定すると念のためのチェックということになります。
コンデンサーの耐電圧で急いで書いたので失礼いたしました。
なりきれないライトマニアさん、こんにちは。
色々とご助言頂き感謝感謝です。
カバー外して例のパーツを確認した所、表示は「400VAC 2.0μF」でした。純正パーツは200バーツくらいでした。
折角なので巻線の抵抗値でも測ろうかとテスターを久しぶりに出したら電池切れで使えませんでした。
こんな時は作業しないほうが良さそうなので暫くは作業停止の予定です。
とりあえず本日も自力でファンが回転したのでOKです。